ご挨拶

「未来の博士」育成ラボ所長からのご挨拶

 

大阪府立大学「未来の博士」育成ラボ
所長 川又 修一
(大阪府立大学 工学研究科 教授)


本学「未来の博士」育成ラボは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「次世代科学者育成プログラム」の採択を受けた平成24年度から活動を開始してきました。近年、学校の教育現場において、小学生の時に理科好きだった子どもたちが、中学生になると大幅に減少することが報告されています。中学校で理科クラブが減少しているのも、こういった中学生の理科離れが背景にあるものと思われます。

一流の科学者の中で、中学生の頃の体験が自分の将来に大きく影響したという話をよく聞きます。こうしたことから、未来の一流の科学者を育成するには中学生の段階で科学の本当の面白さを実感させ、モチベーションを増大させることが何よりも重要であると考えられます。

「未来の博士」育成ラボは、堺市教育センターが運営する小学6年生対象の理科教育組織「堺サイエンスクラブ」と連携し、「次世代科学者育成プログラム」の理念である理数系に対する能力が高い生徒の重点育成を行うことを目的に本学独自のプログラムを構築してきました。科学に対する意欲・能力に優れている中学生に対して「自ら考え」「手を動かし」「広い視野から探究し」「得られた結果を正しく伝えられる」という課題を与えることで継続的にモチベーションの向上を図ります。同時に、科学者に必要な能力を育み、伸長させていくことによって、将来、科学分野においてリーダーシップがとれる人材育成と人間形成にも取り組んでいます。

今後もこうした基本理念のもと、本学が保有する先端の科学技術や施設・設備、そして高等教育機関としての機能を総合的に活用し、本ラボ生が次世代の科学研究を担うリーダーとして成長してくれるようさらに充実した教育・育成を推進してまいります。